ROG Astral GPUに搭載された新機能
ASUSは、同社のGPU設定ソフトウェア「GPU Tweak III」において、ROG AstralシリーズGPU向けに「機器設置チェック (Equipment Installation Check)」機能を1月にひっそりと追加しました。この機能には、取り付けられたGPUの角度を精密に測定する「VGA水平ステータス (VGA Horizontal Status)」測定が含まれており、ユーザーはGPUの傾き(たわみ)に対する警告しきい値をカスタム設定することができました。この機能は、GPU内部に搭載されたBosch Sensortec製のチップによって実現されていたと推測されています。
機能提供の背景:大型化するGPU
近年、NVIDIA RTX 4090や将来登場が噂されるRTX 5090のようなハイエンドGPUは、その性能向上に伴いサイズと重量が増加する傾向にあります。これにより、マザーボードのPCIeスロットへの負荷が増し、GPUが自重で傾いたり「たわんだり」する問題がPC自作ユーザーの間で懸念されています。ASUSのこの新機能は、こうした問題に対応することを目的としていました。
誤検知の問題と機能削除
しかし、この傾き検知機能は、一部のユーザーから誤検知(実際には問題がないのに傾いていると報告される)の報告が相次いだため、4月11日付のソフトウェアアップデートで削除されることとなりました。
今後の課題
ASUSがこの機能を削除したとはいえ、高性能GPUの大型化・重量化に伴う物理的な「たわみ」の問題自体が解決されたわけではありません。PCゲーマーや自作PCユーザーにとっては、依然として注意が必要な課題と言えるでしょう。


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