SoundCloud、AI利用規約の“過度な拡大解釈”に対応──アーティスト同意なしのAI訓練を明確に禁止

AI規約を修正 AI

1. 何が起きたのか(時系列)

日付出来事
2024-02-22SoundCloudが利用規約を更新。
条項 12(f) が「ユーザーは自作品を AI を含む技術で利用する権利を SoundCloud に付与する」と読める文言を追加。
2024-05-10テックメディア Futurism が規約を指摘。「楽曲が生成AIの訓練に使われ得る」と報道。
2024-05-13主要音楽メディアや X 上でアーティストの批判が拡散。
2024-05-15SoundCloud CEO Eliah Seton が公開書簡を掲出し、規約を再修正。「生成AI訓練への利用はアーティストの明示的オプトインがない限り行わない」と明言。

2. 問題視された“幅広すぎる”条項

  • 条項 12(f)(原文抄訳)“…including technologies such as artificial intelligence…”
    という挿入により、全アップロード曲が生成AIのトレーニング材料になる と解釈可能だった。
  • アーティスト側は「許諾した覚えのない形で楽曲が AI に吸い取られる危険」と批判。

3. CEO書簡のポイント

  1. 同意・帰属・補償の 3 原則を宣言
    • Consent:生成AI用途は明示的オプトイン方式
    • Attribution:使用時は必ず帰属を表示
    • Compensation:商用利用時は公平な報酬を支払う
  2. 現時点の AI 利用は レコメンド、検索、詐欺検知 など「内部アルゴリズム用途のみ」。
  3. クリエイターとの対話を継続し、透明性を高める仕組みを導入。

4. 技術的セーフガード

  • no-AI タグ:作品単位で「AI 学習禁止」を示すメタデータ。
  • スクレイピング防止策:bot ブロック/自動検知システムの強化。
  • AI 企業とのデータライセンス契約は現状「存在しない」と明言。

5. 業界的インパクト

Spotify や YouTube も同様の規約更新を進める中、「同意なき AI 訓練」を巡る議論は激化。SoundCloud の“即時修正”は プラットフォームとアーティスト間の信頼回復モデル として注目されている。

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