マイクロソフトの開発者向け年次カンファレンス「Microsoft Build 2025」が、いよいよ本日(日本時間5月20日未明、米国太平洋時間5月19日正午)より開幕しました。Engadgetは、このイベントの視聴方法と、AIアシスタント「Copilot」、Windows 11、そしてクラウドプラットフォームAzureなどに関する注目の発表内容について、詳細なプレビュー記事を公開しています。
開催概要と視聴方法
- 日程: Build 2025は、米国太平洋時間の5月19日から5月22日まで開催されます。
- 基調講演: 初日の基調講演は、日本時間の本日午前1時過ぎ(米国太平洋時間5月19日正午過ぎ)より開始されました。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOとケビン・スコットCTOが登壇し、「AI時代におけるマイクロソフトのプラットフォームがもたらす新たな機会」について語るとされています。2日目にもスコット・ガスリー氏などが登壇する基調講演が予定されています。
- 視聴方法: 基調講演や主要セッションは、Microsoft Buildの公式サイト(要登録・サインイン)およびMicrosoft DeveloperのYouTubeチャンネルでライブ配信およびオンデマンドで視聴可能です。Engadgetもライブブログで速報を伝えています。
Engadgetが予測する注目ポイント
Engadgetによると、今年のBuildもAIが最大のテーマとなることは間違いなく、特に以下の分野での発表が期待されます。
- Copilot AIのさらなる進化:
- AIエージェントの拡大: Windows 11において、より多くのタスクを自動化する「AIエージェント」の導入が進むと予測されています。設定アプリ内でAIがユーザーに代わってPCの設定を変更する機能などが考えられます。
- Copilot Visionの深掘り: AIアシスタントがユーザーのPC画面上の操作内容を「見て」理解し、様々なタスクを支援する「Copilot Vision」機能の詳細な紹介が期待されます。この機能はモバイル版では既に提供されており、デスクトップ版での展開が注目されます。
- Copilot “Researcher”ツールの展開: OpenAIの「o3」推論モデルを使用し、OneDrive上のデータやウェブ検索結果など複数の情報源から調査・情報収集を行う「Researcher」ツール。現在はMicrosoft 365サブスクライバー向けに提供されていますが、Windows版Copilotの無料ユーザーへの拡大も期待されます。
- 複数AIエージェントの連携: 複数のAIエージェント(Copilot StudioやAzure AI Foundry Agent Service、Microsoft 365 Agents SDKで構築されたもの)がチームとして連携し、より包括的なソリューションを提供するシステムのサポートも発表される可能性があります(Microsoft Newsより、Source 3.1, 3.3)。
- Windows 11の進化:
- AI機能のOSレベルでの統合深化: 上述のAIエージェントやCopilot Visionのほかにも、OS全体でAIを活用した新機能が発表される見込みです。
- ファイルエクスプローラーやスタートメニューの改善: ファイル操作の効率化や、Microsoft Storeを開かずにアプリを検索・ダウンロードできる機能など、ユーザーインターフェースの改善も期待されています。
- ハードウェア発表は期待薄: 最近12インチSurface Proタブレットや13インチSurface Laptopが発表されたばかりのため、Buildでの新ハードウェア発表の可能性は低いと見られています。
- Azureおよび開発者ツール:
- Buildは開発者向けカンファレンスであるため、AzureのAI関連サービス、Visual Studio、.NET、GitHub Copilotなど、開発者向けプラットフォームやツールのアップデートも多数発表されることが予想されます。
- SQL Server 2025のパブリックプレビューも発表されています(Microsoft Newsより、Source 3.3)。
AIが牽引するマイクロソフトの未来
Engadgetは、マイクロソフトがOpenAIとの緊密な関係を継続しつつ、過去数年間のBuildでAI関連の新機能を積極的に発表してきた流れを踏襲すると見ています。今年のBuild 2025も、AIが同社のあらゆる製品やサービスにどのように統合され、ユーザー体験や開発環境をどう変革していくのかを示す重要なイベントとなりそうです。
同時期にはGoogle I/O(5月20日~21日)やComputex Taipei(5月20日~23日)も開催されており、テクノロジー業界にとって非常にエキサイティングな一週間となりそうです。


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