Metaが開発中の大規模AIモデル「Llama 4(通称:Behemoth)」のリリースが再び延期された可能性が浮上しました。AI開発を企業戦略の中心に据えるMetaにとって、この遅延は小さくないニュースです。
「Behemoth」Llama 4とは?
Metaが「世界最高性能のベースモデル」と称するLlama 4のフルモデル。
同社によれば、以下のような特長があります。
- 2880億のアクティブパラメータ
- STEM系ベンチマークにおいて、GPT-4.5、Claude Sonnet 3.7、Gemini 2.0 Proを上回る性能
- マルチモーダル対応を視野に開発中
しかし、このLlama 4 Behemothの開発は難航中であり、当初予定されていた2025年4月のLlamaConでの公開は見送られました。6月リリースの見込みも立たず、「秋以降」へと再延期される可能性が出てきています。
既にリリースされた小型モデルたち
Metaはすでに以下の軽量モデルをリリース済みです:
- Llama 4 Scout
- Llama 4 Maverick
- さらに「Little Llama」と呼ばれる軽量モデルの計画も進行中
これらは開発者や一般ユーザー向けに提供されており、一定の評価を受けていますが、「Behemoth」のような大規模な性能向上を目指したフルモデルには至っていません。
なぜ遅れているのか?
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、Meta内部では次のような問題があるとのことです:
- 性能の改善が予想以上に困難
- Llama 3との違いが十分でないという社内懸念
- 訓練(トレーニング)がまだ完了していない
このように、社内でも「現時点での公開に値するかどうか」をめぐる議論が続いているようです。
AIにかけるMetaの本気度
Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、AIを企業の中心戦略に位置づけ、年間最大72億ドル(約1兆1千億円)をインフラに投資する計画を表明しています。
しかし、Google(Gemini)、OpenAI(GPT-4o)、Anthropic(Claude)などライバル企業が続々と成果を発表する中、Metaがフルモデルのリリースを躊躇するのは異例です。
今後の見通し
現時点で「Behemoth Llama 4」の具体的なリリース時期は未定です。
ただし、Metaの技術力と投資規模を考えると、年内には何らかの進展があると期待されます。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Llama 4(Behemoth) |
| パラメータ数 | 2880億 |
| 主な特長 | マルチモーダル・高精度STEM対応 |
| 現在の状態 | トレーニング中・リリース延期 |
| 期待される性能 | GPT-4.5以上の性能(特定領域) |
| 発表時期(予定) | 2025年秋以降(未定) |


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