民主党議員らが激しく非難「彼が職にとどまる限り、兵士の命が危険にさらされる」
米国防長官ピート・ヘグセス氏が、イエメンでの空爆作戦に関する詳細情報を非公式なSignalチャットで共有していたと、「ニューヨーク・タイムズ(NYT)」が2025年4月21日に報じました。今回のやり取りは、妻や兄弟、個人弁護士などを含む“第2のSignalグループ”で行われていたもので、以前報道されたAtlantic誌編集長を誤って含めたチャットとは別件とされています。
問題の概要:個人的なSignalグループで作戦情報を共有?
報道によると、ヘグセス氏は「Defense | Team Huddle」というSignalグループ内で、F-18戦闘機のイエメン攻撃に関する飛行スケジュールを共有していたとされます。グループには以下のような人物が含まれていました:
- ジェニファー・ヘグセス氏(国防省に勤務していない妻)
- 兄弟および個人弁護士(両者は国防総省に所属)
- 2名の高官アドバイザー(すでに情報漏洩疑惑で解雇)
- その他、私的および職業的な関係者十数名
このチャットはもともと、スケジュール調整や日常的な業務連絡用としてヘグセス氏の確認前に作成されたものとのことです。
国防省の対応と反応
ある米政府高官はNYTに対し、「国家安全保障上の機密情報は含まれていない」と主張しましたが、標的情報の具体性などにはコメントを避けました。
「このグループチャットは非公式なものであり、機密情報は一切共有されていない」との説明。
一方で、過去の事例も踏まえ、民主党議員を中心に批判の声が高まっています。
民主党議員からの厳しい非難
上院軍事委員会・民主党幹部 ジャック・リード議員
「このような行動が事実であれば、全ての軍関係者が順守している法や規律に対して、ヘグセス長官がいかに無責任であるかを示すものです。」
元軍人・上院議員 タミー・ダックワース氏
「彼が国防長官の職に留まっている限り、兵士たちの命が彼の愚行により危険にさらされるのです。」
過去の事例と重なる“情報共有の軽率さ”
今回の件は、同日中に別のSignalチャットで誤ってジャーナリストを招待した件に続くもので、再び同様のリスク管理の甘さが問われています。
前回は「機密情報は含まれていない」とされつつも、軍事作戦に関わるスケジュール情報を民間人と共有した点で大きな波紋を呼びました。
今後の注目点
- 議会での正式調査に発展する可能性
- 国防総省としての対応(訓戒・解任・再発防止策など)
- バイデン政権との方針の違いがより明確に


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